内科Q&A・西新宿の皮膚科 内科 は新宿駅前クリニックへ| 耳鼻科 泌尿器科も対応

〒160-0023新宿区
西新宿1-11-11河野ビル3F

新宿駅前クリニック

お問い合わせ

皮 膚 科

内 科

耳鼻咽喉科領域

性病・泌尿器科

HOME ≫ 内科 ≫ Q&A

内科 Q&A

咳 Q&A

鼻から咽頭(声帯付近)までを上気道、咽頭から気管支・肺までを下気道と言います。
この下気道には細菌や異物はないのが通常ですが、何かのはずみにゴミや異物、細菌などが入ってきたことを感知すると、咳(せき)が出て除去しようとする仕組みが人間には備わっています。
その仕組みは2つあり、太い気管支(中枢気道)では咳反射、もっと先の細い気管支(末梢気道)では粘液線毛輸送系と言われています。
粘液線毛輸送系は、線毛運動により異物を細い気管支から太い気管支へ運び、太い気管支まできたら、咳反射で体外へ吐き出す――という仕組みです。
つまり、咳は異物などを体外へ出す生体防御機能として本来必要なのですが、何らかの原因で、時として不必要に長引いてしまうことがあるのです。
また、咳には2つの種類があります。
1つは痰(たん)はほとんどない乾性咳嗽(かんせいがいそう)、いわゆる空咳で、音で表すと「コンコン」という咳です。
もう1つは痰を伴う湿性咳嗽(しつせいがいそう)で、音で表すと「ゴホンゴホン」です。

咳が出る病気にはどんなものがありますか?
まず、咳が出る病気の代表は、気管支ぜんそくです。気管支ぜんそくは子どもの病気と思われがちですが、何歳からでも発症し、アレルギー体質でなくても罹ることがあります。
また、様々な原因で2か月以上も咳が止まらない慢性咳嗽(まんせいがいそう)があります。
アレルギー性鼻炎をお持ちの方が風邪をきっかけに、風邪が治っても咳が続くアトピー性咳嗽(がいそう)、長期にわたる咳と喉(のど)のイガイガ感、チクチク感、かゆみがあるのに、のどが赤く腫れると言った症状がない咽頭アレルギーも慢性咳嗽の一種です。
また、従来は乳幼児が罹るとされていた百日咳に社会人が感染する例が増えてきました。
成人が罹ると鼻風邪のような症状が続き、軽い咳がなかなか治りません。
悪化はしませんが、徐々に体力が奪われていったり、お子さんをお持ちの方の場合は、お子さんが感染し重症化する例もありますので、注意が必要です。
夏の終わりから冬に流行するのはマイコプラズマ肺炎です。
潜伏期は2~3週間で、治癒までには1~2週間が必要です。
このほか、重度の病気としては、難病指定のサルコイドーシス、感染力の強い肺結核、徐々に肺のガス交換の効率が低下していく肺気腫(COPD)、腫瘍マーカー等の検査で見つかる肺がん――などが挙げられます。
慢性咳嗽(まんせいがいそう)について詳しく教えてください。
胸部レントゲン写真や肺機能検査に異常がないのに、8週間以上、咳が続くことを慢性咳嗽と言います。
慢性咳嗽の主な原因は、咳ぜんそく、アトピー咳嗽、副鼻腔気管支症候群、風邪症候群後遷延性咳嗽、非定型肺炎後(マイコプラズマ・クラミジア肺炎あるいは気管支炎)の慢性咳嗽、胃食道逆流、タバコ気管支炎、降圧剤(ACE阻害剤、β受容体遮断薬)の使用、心因性咳嗽、喉頭アレルギー――などです。
このうち、日本で多いのは、咳ぜんそく、アトピー性咳嗽、副鼻腔気管支症候群です。
2週間以上咳が続く場合は、胸部レントゲン検査、喀痰検査、血液検査などを行い、まず伝染性の肺結核ではないことを確認します。
その確認の後、咳の種類や出やすい時間などについての問診とともに総合的に病気の診断して、しつこい咳の原因である病気の治療を開始します。
咳ぜんそくについて詳しく教えてください。
一般的には、「コンコン」という乾いた咳が、夜間、特に就寝時や夜中から早朝、起床時などに出ます。
咳の誘因は、冷たい空気や暖かい空気を吸いこんだ時、タバコを吸っている人が近くにいる時、お線香の煙、香水や香りのある化粧品、声を出した時、運動――などです。
気管支ぜんそくのように「ヒーヒー」「ゼーゼー」といった喘鳴(ぜいめい)や呼吸困難発作は見られません。
咳ぜんそくの治療は、気管支拡張剤や吸入や経口によるステロイド剤といったお薬の使用です。
咳ぜんそく患者さんの10~40%の方が3年くらいで気管支ぜんそくに移行することがあると言われています。
吸入ステロイド剤による早期治療の開始と、長期にわたる管理が必要です。
アトピー性咳嗽(がいそう)について詳しく教えてください。
喘鳴や呼吸困難を伴わない長期の乾いた咳が続く病気で、咳ぜんそくと同様、夜間、特に就寝時や夜中から早朝、起床時などに出ます。
咳の誘因は、冷たい空気や暖かい空気を吸いこんだ時、タバコを吸っている人が近くにいる時、お線香の煙、香水や香りのある化粧品、声を出した時、運動――などです。
咳ぜんそくとの違いは、咳ぜんそくは中枢気道から抹消気道まで広く異常が認められますが、アトピー性咳嗽の場合は、中枢気道にのみ異常が認められる点です。
アトピー性咳嗽の治療は、抗アレルギー剤とステロイド吸入薬あるいは内服薬の投与です。咳ぜんそくのように、気管支ぜんそくに移行することはなく、長期管理も必要ありません。
副鼻腔気管支症候群について詳しく教えてください。
慢性副鼻腔炎と気管支拡張症に伴い、痰(たん)の出る湿った咳が、長期間続く病気です。
聴診器を当てると、肺に雑音を聴くことができます。
治療は、エリスロマイシン、クラリスロマイシンなどの抗生物質が投与されますが、一部に難治性の例も認められます。

鼻水 Q&A

風邪をひいたり、アレルギー症状があると出る鼻水ですが、実は常に分泌されているものです。ただ、普段は無意識のうちに飲み込んでいます。鼻水には、鼻から吸った空気に適度な湿り気を与えたり、気道の粘膜を保護したりする役割があります。鼻水の原因で最も多いのは風邪によるもので、風邪の初期症状ではよく鼻水が出たり、鼻づまりが起こったりします。アレルギー症状で鼻水が出るのは、アレルギー性鼻炎といいますが、代表的なのは花粉症です。

風邪をひくとどうして鼻水が出ますか?
風邪をひくとウイルスが鼻に侵入し、鼻の粘膜が過剰に刺激され、鼻水がたくさん分泌されます。これが、いわゆる鼻風邪と呼ばれる急性鼻炎の症状です。風邪の初期症状として鼻水が最初に出ることが多いですが、これは鼻の粘膜が体の外側にあるので刺激を受けやすいからです。
急性鼻炎では、最初はサラサラとした透明な鼻水が出ますが、数日するとねっとりした鼻水に変わります。鼻水だけではなく、鼻づまりや発熱、頭痛、頭重感などが現れる場合もあります。
疲れがたまっていると鼻の粘膜や体全体の抵抗力が低下し、風邪に感染しやすくなるので注意しましょう。
透明でサラサラの水っぽい鼻水と黄色っぽいどろどろの鼻水、どう違いますか?
透明でサラサラの水っぽい鼻水が出るのは、ウイルスや細菌と戦う準備をしている段階で出るものです。そして、だんだん黄色っぽく、粘り気を帯びていきますが、これは白血球などがウイルスや細菌と戦っている状態になると出てきます。黄色っぽいどろどろの正体は、ウイルスや細菌と戦った白血球などの死骸です。
ちなみに、通常、花粉症などのアレルギー性鼻炎では、サラサラの水っぽい鼻水が流れるように出て、風邪のような黄色い粘り気のある鼻水は出ません。どんな鼻水が出るかによって、風邪なのか、アレルギーなのかおおよその判断ができます。
朝起きると、鼻水が出たり鼻づまりが起こっているのはなぜですか?
鼻の粘膜はわずかな刺激にも敏感に反応するため、朝晩の気温差や湿度の変化によって、鼻水や鼻づまり、くしゃみが起こることがあります。これを血管運動性鼻炎といいます。
正しい鼻のかみ方を教えてください。
風邪で鼻水がひどくなると、かんでもかんでも鼻水が出てきたり、鼻づまりがなかなか治らなかったりして困ります。鼻をすするのは、鼻水の中の細菌やウイルスを体内に侵入させることになるので、できればやめた方がいいのですが、きりがなくてついつい鼻をすすってしまうこともあります。また、何回も鼻をかむと、鼻の下がヒリヒリしてきて赤くなってしまいます。
しかし、上手な鼻のかみ方をすれば、少しは症状が和らぎます。まず、鼻をかむ時はできるだけ柔らかいティッシュペーパーを使いましょう。両方いっぺんにかむのではなく、片方ずつかみます。鼻づまりを治そうとして勢いよくかむ人が多いかもしれませんが、これは耳が痛くなる場合があるのであまり良くありません。鼻をかむ時は、ゆっくり小刻みに、少しずつかむようにしましょう。

のどの痛み Q&A

のどの痛みは、ウイルスや細菌などが感染し、のどの粘膜が炎症することによって起こります。最もよくみられるのは咽頭炎と扁桃炎などの上気道炎です。咽頭炎はウイルスや細菌などの感染により、のどの粘膜が赤く腫れます。一方、扁桃炎はのどの奥の扁桃が真っ赤に腫れ、激しい痛みと高熱が伴います。

のどの痛みが生じるメカニズムはを教えてください。
のどの痛みは、のどの粘膜の炎症によって引き起こされますが、この粘膜は外からのウイルスの侵入を防ぐ壁の役割を担っています。しかし、ウイルスが粘膜を超えて体内へ侵入しようとすると、粘膜が炎症を起こし、のどに痛みを生じます。ウイルスが体内に侵入すると、白血球などの免疫機能が働いて、ウイルスから体を守ろうとします。
咽頭炎、扁桃炎とはどのような病気ですか。
のどの痛みで最もよくみられるのが、咽頭炎と扁桃炎です。
咽頭炎とは、ウイルスや細菌などによってのどの粘膜が赤く腫れるものです。痛み、頭痛、発熱を伴うこともあります。強い痛みや発熱の症状がなくなっても、のどの違和感や異物感が続き、咳を繰り返すことがあります。
扁桃炎とは、のどの粘膜に細菌が感染することにより引き起こされ、のどの奥の扁桃が真っ赤に腫れます。のどの激しい痛みとともに39~40度の高熱、全身のだるさなどが現れます。感染が広がると、首のリンパ腺が腫れて痛みが出ることもあり、さらに悪化すると表面に白い膿を持つこともあります。
咽頭炎、扁桃炎の治療方法を教えてください。
咽頭炎、扁桃炎などウイルスや細菌が感染した病気は、痛みをやわらげる鎮痛剤(ロキソニン、ブルフェンなど)を使用します。また、細菌感染が疑われる場合は、抗生物質の飲み薬(フロモックス、クラリス、クラリシッド、クラビット、ジェニナックなど)を使用します。
その他、のどの痛みの原因となるものはありますか?
ウイルスや細菌などによって生じるのどの痛み以外でも、アルコールや辛い食べ物などの飲食での刺激、タバコの煙による刺激、声の出しすぎによる声帯の酷使などで声帯ポリープができ、のどに痛みを生じることがあります。また、親知らずの炎症がのどまで波及し、のどが痛くなることもあります。
重大な病気としては、咽頭がんがあります。咽頭がんは喫煙者に起こりやすくなっています。良性の腫瘍である咽頭ポリープと間違えやすいため、注意が必要です。
効果的なうがいの仕方を教えてください。
のどの洗浄には、上を向いて息を吐くガラガラうがいが効果的です。水だけではなく、コップ1杯のぬるま湯に対してティースプーン半分くらいの塩を混ぜた食塩水を使うとさらに除菌効果が高まります。

発熱 Q&A

発熱は、ほとんどが風邪によるウイルスや細菌の侵入によるものです。体内に風邪のウイルスが侵入すると、ウイルスを退治しようとして体温が上昇します。発熱すると、ウイルスの増殖が抑えられ、白血球の動きが活発になり、免疫機能も高まるのです。ですから、発熱は悪いことではなく、むしろ風邪を治すために重要なことなのです。
しかし、発熱は風邪が原因とは限りません。脳の病気やホルモンバランスの崩れなどで発熱することもあります。なかには、白血病やがんなど、命に関わる病気である可能性もあります。
発熱は、体内で何らかの異常が生じた警報ですので、微熱が続いたり、高熱が出たり、いつもと違う体の症状が現れたら、速やかに医師の診察を受けましょう。

体温が何度以上になると発熱ですか?
一般に、体温の平均値は36.89±0.34度ですが、体温には個人差があるので、はっきりと何度以上が発熱、と言うことはできません。個々人が、それぞれ元気な時の体温を測っておき、体温がそれ以上になったら発熱と考えると良いでしょう。ただし、体温は日によっても、時間帯によっても変動するので、基準となる体温をチェックする際は気をつけてください。
発熱の原因は、どのようなものがありますか?
発熱の原因は、ウイルスや細菌などの感染症によるものがほとんどです。では、風邪をひくとなぜ発熱症状が出るのかというと、風邪のウイルスや細菌をやっつけるためです。
風邪などのウイルスは低温の方が増殖しやすいという性質があるので、体温を上昇させることでウイルスの増殖を防ぐことができます。また、発熱すると白血球の動きが活発になり、侵入したウイルスをやっつけます。さらに、そうやって外敵と戦うことによって、免疫機能も高まっていきます。風邪をひいて熱を出すのは、風邪のウイルスが悪さをしてるからだと、ついついマイナスに考えがちですが、風邪のウイルスと戦ってくれている、と考えると、つらい発熱も乗り切れそうです。
ただ、発熱の原因は必ずしも風邪とは限りません。脳の病気やホルモンバランスの乱れなどでも発熱します。白血病やがんなど、重大な病気の可能性もあります。発熱症状を伴う疾病は、例をあげればきりがありません。発熱は、体内に異常が発生した時の警報です。長い間微熱が続いたり、39度以上の高熱が出たり、熱以外にもいつもと違う体の症状が現れたら、速やかに医師の診察を受けてください。
発熱時の対処方法を教えてください。
熱の出始めで寒気がある時は、体を温めることが重要です。また、顔に赤みがあり、体がほてっている時は、頚部、額、わきの下などを少し冷やすと良いでしょう。発熱している時は体の水分が失われるので、こまめに水分補給もしてください。
以前は発熱症状があると、少しでも早く熱を下げようと解熱剤の使用をすすめていた時期もありました。しかし、現在では発熱は、ウイルスから体を守る生体防衛機能の一つと考えられるようになってきました。ですから、軽度の発熱であればむしろ使用しない方が良いとされています。しかし、あまりの発熱で苦しそうな時や、体がぐったりしているような時は無理をせず解熱剤を使用し、少し体力を回復させることが重要です。
体温の正しい測り方を教えてください。
検温方法には、ワキ、口、耳での検温などがあります。一般的にはワキでの検温が多いかと思います。ワキでの正しい検温方法について説明します。
まず、測る前の注意点ですが、食事や入浴、運動などをした後や外出後30分間は正しい検温ができませんので避けてください。ワキの汗はしっかり拭き取りましょう。
次に、体温計の先端をワキのくぼみの中央に当てます。向きは、体温計の先端が上にくるように当て、上半身との角度は30度くらいにしてください。ひじはわき腹に密着させ、もう一方の手で軽く押さえてワキがしっかり閉まるようにします。検温中は、動かず、じっとしているのが基本です。もし、途中で体温計を取り出してしまったら、最初からやり直してください。
測定時間は体温計によって異なります。予測式だと1分半ほどで測定できてしまうものも多いですがあくまで予測体温なので、実測する場合は10分以上はかけてください。

頭痛 Q&A

頭痛は様々なことが要因となって起きますが、大きく分けて3種類に分けられます。1つ目は二日酔いの時や冷たいものを食べた時に起こる痛みで、誰にでも起こる生体反応としての頭痛です。2つ目は、脳や全身の病気が原因となる頭痛で、症候性頭痛といいます。症候性頭痛は、脳出血やクモ膜下出血、脳腫瘍など命に関わる危険な病気の可能性もあるので注意が必要です。3つ目は慢性頭痛で、よく聞かれる片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛がこれに含まれます。

危ない頭痛と心配のない頭痛、どう見分ければいいですか?
急いで病院に行った方がいいのは、今までに経験したことのない激しい痛みにおそわれた場合、痛みがどんどん激しくなる場合、高熱を伴う場合、手足のしびれを伴う場合、意識が遠のくなどの症状がある場合です。これらの症状がみられると、クモ膜下出血や脳出血、脳腫瘍など、命に関わる病気である可能性がありますので、即救急対応をしている病院に行きましょう。逆にそのような症状が特にみられない場合は、様子を見て医療機関を受診するので良いでしょう。
症候性頭痛の場合、どんな病気の可能性がありますか?
症候性頭痛は、脳や全身に何らかの疾病がある時に起こる頭痛ですが、症候性頭痛がみられた場合、クモ膜下出血、髄膜炎、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など、命に関わる危険な病気の可能性があります。その他にも、高血圧や副鼻腔炎、緑内障、側頭動脈炎、顎関節症などを患っていると頭痛が起きます。
緊張型頭痛とは、どのような病気ですか?
緊張型頭痛は、精神的ストレスや緊張、運動不足、姿勢の悪さ、疲れ目、高すぎる枕などが引き金で起こり、頭蓋骨を包む筋肉や膜が異常に収縮することによって生じます。首の後ろから後頭部にかけて、締め付けられるように痛み、夕方にかけて痛みはひどくなりますが、一旦寝ると良くなるという特徴があります。
緊張型頭痛を改善するためには、適度な運動や入浴などによって筋肉の緊張をほぐし、ストレスをためないようにすることが大切です。
片頭痛とは、どのような病気ですか?
片頭痛は脳内の血管に炎症が起こり、血管が拡張することで起こります。前兆として、痛みの起こる1時間以内に稲妻のようなギザギザの光が見えることがあります。頭の片側、または両側がズキンズキンと痛み、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。1~2日前に予兆があることも多く、あくびがたくさん出たり、気持ちが沈んだり、イライラしたり、甘いものがむしょうに食べたくなったりします。
片頭痛は母親からの遺伝である場合が約半数で、女性ホルモンも関係しています。そのため、女性は月経前後で片頭痛が起こることが多くなっています。寝不足や寝すぎ、チョコレートやチーズなど特定の食べ物を食べた後などに起こる人もいます。
片頭痛を改善するためには、規則正しい睡眠と食事を心がけることです。痛むからといって食事を抜いたりするのはあまり良くありません。また、痛みを誘発する食べ物がはっきりしているならば、なるべく摂取を控えた方が良いでしょう。また、痛む部分をアイスパックや氷で冷やすと、いくらか症状が改善されます。入浴が痛みを悪化させることもあるので、あまり痛みが激しい時は入浴は控えた方が良いです。
群発頭痛とは、どのような病気ですか?
群発頭痛は原因が解明されていませんが、目の後ろの血管が腫れ、周囲の神経を圧迫して起こると考えられており、一定期間内に片側の目の奥が痛みます。痛みは真夜中に起こることが多くなっています。
群発頭痛が起こらないようにするためには、基本的に発作の原因となる行動を避けるようにします。例えば、アルコールを摂取すると痛みが出る人は飲酒を控え、入浴後に痛みを生じる人は入浴はシャワーのみにします。飛行機に乗ると痛みが起こる人もいますので注意しましょう。発作が起きた時は100%濃度の酸素吸入が有効ですので、設備の整った神経内科を受診すると良いでしょう。
頭痛で病院に行く場合、何科にかかればいいでしょうか?
頭痛で病院に行く場合、何科に行けばいいのだろう?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。確実なのは、頭痛の治療を専門に行っている先生に診てもらうことがおすすめです。そのような先生が近くにいない場合や見つからない場合は、神経内科、脳神経外科、内科、ペインクリニックを受診すると良いでしょう。
ただし、突然の強烈な痛みが生じたり、激しい頭痛とともに高熱が出るなどの症状がある場合は、命に関わる危険性がありますので、直ちに救急対応可能な医療機関を受診してください。

胃の痛み Q&A

胃の痛みが起こるのは様々な原因が考えられます。特に現代社会では、疲労やストレスなどから胃の痛みを感じる人も多いでしょう。胃の痛みは、シクシク、ズキズキ痛むものもあれば、キューッと締め付けられるような痛みがあったり、痛みがひいたと思ったらまた襲ってくるような波のある痛みなどいろいろですが、特に激しい痛みでない限り、自然とおさまるのを待ったり、市販薬で対処してしまう場合が多いと思います。しかし、胃の痛みがあると、集中力が低下して仕事に支障をきたしたり、痛み自体がストレスとなってさらに症状を悪化させるなどの悪循環に陥りかねません。ついつい軽く考えてしまいがちな胃の痛みですが、胃がんなどの重大な病気の可能性もあります。痛みが持続していたり、いつもと違う気になる痛みがあれば、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

胃の痛みが起こるメカニズムは?
空腹時に発生する胃の痛みの多くは、暴飲暴食やストレス、疲労などが重なって起こるものだと考えられます。この時、胃の中は胃酸過多の状態になっており、胃壁が傷つくとその刺激が胃の痛みとなって感じられます。
また、何らかの病気が直接、胃の痛みを発生させている場合もあります。胃の痛みを発生させる病気には、主に急性胃炎や慢性胃炎、胃潰瘍、胃がんなどがあります。ほかにも、慢性膵炎や急性膵炎、膵がん、急性肝炎、肝硬変、胆石症、胆のう炎など、胃の病気でなくても胃の痛みを発生させるものもあります。
痛みの種類や発生部位からわかる胃の痛みの原因はありますか?
胃の痛みは様々な原因が考えられますが、どのような痛みなのか、どこが痛むのか、痛みの種類や発生部位によって、胃の痛みの原因は何なのか、ある程度判別することができます。 シクシク、ズキズキする痛みは、胃酸過多の状態が疑われます。
みぞおちが痛む場合は、急性胃炎や慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、潰瘍穿孔(かいようせんこう)などの疑いがあります。また、食後の痛みは胃炎の可能性が高く、食後数時間して痛むものは胃潰瘍の可能性が高いです。
右上腹部が痛む場合は、胃・十二指腸潰瘍、急性肝炎、肝硬変、胆石症、胆のう炎が疑われ、反対の左上腹部が痛い場合は、急性膵炎の可能性があります。
しばらく様子をみても大丈夫な痛みはどういったものですか?
いつもの食べ過ぎや軽い明らかな胃腸炎なら様子をみていてもよいでしょう。続くようなら、早めに医療機関で検査を受けましょう。
病院へ行った方が良い痛みはどういったものですか?
我慢できないほどの激しい痛みがあれば、すぐに医療機関を受診してください。急性疾患の可能性が高いです。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性膵炎、胆石症、まれに腹膜炎などの可能性もあります。

ノロウィルス胃腸炎 Q&A

ノロウイルス胃腸炎は、感染性胃腸炎の一つで、年間を通して発生していますが、特に冬季に流行します。手指や食品などを介して経口感染し、感染すると腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出ます。乳幼児によくみられる胃腸炎で、1~2日の潜伏期間を経て発症し、1~2日の短期間で症状はおさまります。治療方法は対症療法に限られ、予防のためのワクチンも今のところありません。

ノロウイルスはどんなウイルスですか?
ノロウイルスが初めて発見されたのは、1968年米国オハイオ州ノーウォークという町の小学校で急性胃腸炎が集団発生したことによります。患者のふん便からウイルスが検出され、ノーウォークウイルスと呼ばれました。その後、ウイルスの遺伝子が詳しく調べられ、2002年国際ウイルス学会で正式に「ノロウイルス」と命名されました。
ノロウイルスは多くの遺伝子の型があり、また、培養した細胞や実験動物でノロウイルスを増やすことができず、ウイルスを分離して特定することが困難です。特に食品中に含まれているウイルスを検出するのが難しいので、食中毒の原因や感染経路の特定を難しくしています。
ノロウイルスの感染経路は、どのようなものがありますか?
ノロウイルスの感染経路はほとんどが経口感染です。
感染様式は、
(1)患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して2次感染した場合、
(2)家庭や共同生活施設など人同士の接触機会が多いところで人から人へ直接飛沫感染等する場合、
(3)感染した食品取扱者を介して汚染された食品を摂取した場合、
(4)汚染されていた二枚貝を生、または加熱不十分で食べた場合、
(5)汚染された井戸水または簡易水道を消毒不十分で摂取した場合、などがあります。
感染経路が多彩なため、ノロウイルスの制御を困難にしています。
ノロウイルスに感染すると、どのような症状が起こりますか?
ノロウイルスの潜伏期間は1~2日で、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出ます。発熱は軽度です。これらの症状が1~3日続いた後、治癒します。感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状で済む場合もあります。
ノロウイルスの治療方法を教えてください。
ノロウイルス胃腸炎をはじめ、ウイルスを原因とする感染性胃腸炎については特別な治療法はなく、つらい症状を抑えるための対症療法が中心となります。乳幼児や高齢者は、下痢等により脱水症状を引き起こしたり、体力を消耗したりするので、水分と栄養の補給を十分に行い、早めに医療機関を受診してください。
特に高齢者は、誤嚥(嘔吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるので注意が必要です。また、下痢止め薬は、回復を遅らせることがあるので使用しない方が良いでしょう。
ノロウイルスの流行する時期いつ頃ですか?
ノロウイルスは年間を通して発生がみられますが、特に冬季に発生件数が多くなっています。11月くらいから発生件数が増え始め、12月~1月にかけて発生のピークを迎えます。
ノロウイルスの感染を防ぐにはどうすればよいでしょうか。
まず、重要なのは手を洗うことです。特に排便後、調理や食事の前にはしっかり手を洗いましょう。また、2次感染を防ぐため、便やおう吐物を処理する際には、使い捨て手袋やエプロン、マスクを着用し、処理した後は特殊な消毒剤で消毒しましょう。食中毒を防ぐためには、二枚貝を調理する時など、中心部まで十分に加熱することが重要です。

胃炎 Q&A

胃炎は、大きく急性胃炎と慢性胃炎に分けられます。急性胃炎は、胃の粘膜に急性的に炎症が生じている状態で、原因は、暴飲暴食、食中毒、薬物投与など、原因がはっきりしているのが特徴です。一方、慢性胃炎は、胃の粘膜に慢性的に炎症が起きている状態で、急性胃炎を繰り返していると慢性胃炎になります。また、過度の喫煙や飲酒、胃の老化、ピロリ菌の感染などが原因となることもありますが、原因がはっきりしないことも多いです。

胃炎の原因は、どのようなものがありますか?
急性胃炎は原因がはっきりすることが多く、暴飲暴食や刺激のある飲食物の摂取、食中毒によるウイルスや細菌の胃・腸への感染、強心剤などの薬物投与などがあげられます。特にアルコール類は胃の粘膜を荒らす上に、胃酸の分泌を促すため、過度の飲酒は注意が必要です。
一方、慢性胃炎は原因の一つに、急性胃炎を繰り返すことがあげられます。その他にも、過度の喫煙や飲酒、胃の老化、ピロリ菌の感染などが原因となることがありますが、原因がはっきりしないことも多くあります。
胃炎の症状は、どのようなものがありますか?
急性胃炎、慢性胃炎ともに、嘔吐、気持ち悪さ、胃の痛み、胃のもたれ、おなかの痛み、おなかの膨満感、下痢などが代表的ですが、頭痛、倦怠感を伴う場合もあります。発熱して全身の関節が痛くなることもあります。
また、慢性胃炎は炎症の状態により表層性胃炎、びらん性胃炎、萎縮性胃炎、肥厚性胃炎の4つに分類されます。急性胃炎を表層性胃炎と呼ぶ場合もあります。びらん性胃炎は胃の粘膜がただれている状態です。萎縮性胃炎は胃の粘膜が炎症により薄くなった状態で、逆に胃の粘膜が厚く肥大した状態が肥厚性胃炎です。
胃炎の治療方法を教えてください。
急性胃炎の場合、原因が明確なことが多いので、原因を取り除く治療が基本になります。大抵は1日程度絶食して安静にしていれば症状はおさまりますが、症状に応じて腸内細菌を整える薬や腸の動きをゆっくりにする薬を使用します。下痢がひどい場合は、一時的に少し強い下痢止め作用のある薬を内服します。食事は、食欲が湧いてきたらおかゆや、うどんなどの消化の良いものから食べ始め、徐々に通常の食事に戻していくと良いでしょう。
慢性胃炎は胃酸の分泌を抑制する薬や胃の粘膜を守る薬を使用します。吐き気や胃の膨満感が強い時は、胃腸の動きを改善する薬を内服します。慢性胃炎は症状が改善したからといって薬をやめてしまうと、再発することがありますので、医師の指示に従い、きちんと薬の内服を続けていくことが重要です。

逆流性食道炎 Q&A

逆流性食道炎とは、のどと胃をつなぐ食道に、胃液などが何らかの原因で逆流し、胃酸により食道の粘膜に炎症が生じる病気です。高齢者に多く、食後の胸やけや呑酸(どんさん)を感じたり、嚥下障害(えんげしょうがい)が出たりします。肥満・タバコ・飲酒などの生活習慣の悪化、食生活の欧米化、ストレスなどにより、近年増加傾向にあります。

逆流性食道炎の症状は、どのようなものがありますか?
逆流性食道炎の症状は様々ですが、食後の胸やけ、呑酸(すっぱいものや苦いものが口まで上がってくる感じ)、嚥下障害(のどがつまり、食べ物の通過が困難になる)が三大症状とされています。その他にも、胸のあたりに締め付けられるような痛みを感じる、激しく咳込む、のどの違和感、げっぷ、胃の重苦しさ、おなかの張りなどの症状があります。
逆流性食道炎の原因は、どのようなものがありますか?
逆流性食道炎は、胃酸が逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。食道の粘膜は胃の粘膜とは違い、胃酸の消化力を防ぐ機能がないため、炎症が起こります。胃と食道の間は、通常は胃酸や食べ物が逆流しないように一定の圧力がかかり閉まっていますが、その機能が働かなくなってしまい、胃酸が逆流してしまうのです。胃酸の逆流を防ぐ機能が働かなくなってしまう原因は、大きく分けると3つあります。
1つ目は、下部食道括約筋の機能の低下です。下部食道括約筋は、食道と胃のつなぎ目の部分にあり、胃から食道への逆流を防ぐ働きをしている筋肉で、老化などによりこの筋肉の機能が低下してしまうと、胃酸の逆流を防げなくなります。逆流性食道炎が高齢者に多いのは、この下部食道括約筋の働きが弱まるためです。
2つ目は、胃酸の過剰な分泌です。近年の欧米化した食生活では、脂っこい食品を過剰に摂取することが多く、そうすると胃の活動が活発になり、胃酸の分泌量が増加し、逆流が起こりやすくなります。
3つ目は、腹圧の上昇です。しゃがんだり重いものを持ったりする時に力んだり、肥満やベルトなどによって腹部が締め付けられると、胃が圧迫されて腹圧が上昇し、胃酸の逆流が起こりやすくなります。背中の曲がった人は胃が圧迫されるため、逆流性食道炎が多くみられます。
逆流性食道炎の治療方法は、どのようなものがありますか?
薬物療法が中心になりますが、薬物療法で効果がない場合は外科的手術をすることもあります。外科的手術は腹腔鏡手術や内視鏡での手術がありますが、あまり一般的ではありません。
逆流性食道炎は、どのくらいで症状が改善しますか?再発することもありますか?
通常は治療を開始してから3日目くらいから効果が現れ、1~2週間で改善することが多いです。しかし、完全に回復するには約8週間はかかるといわれているので、症状が良くなった場合も、自己判断で薬の服用を中止するのはやめてください。
また、逆流性食道炎は一時的に症状が改善しても再発することが多いです。そのため、長期間にわたり薬を服用することが必要になる場合もあります。
逆流性食道炎は、再発を防ぐために気をつける点はどのような点に気をつければいいですか?
食事の量を減らし、アルコール、タバコ、香辛料、カフェインなどの刺激になるものは控えめにした方が良いです。食後、30分は横になるのを控えてください。できれば2時間程度は起きたままでいるのが望ましいです。また、適度に運動し、肥満解消に努めましょう。ウエストの細すぎる服を着たり、ベルトをきつく締めすぎて、腹圧を上げないようにしましょう。

過敏性腸症候群 Q&A

過敏性腸症候群とは、大腸がんや大腸ポリープなど、気質的な病気は存在しないにもかかわらず、腸に機能的な症状がある病気です。急にお腹の痛みにおそわれる、便秘や下痢が慢性化しているなどの症状がある場合は、過敏性腸症候群が疑われます。
また、この病気は以前は過敏性大腸症候群と呼ばれていました。しかし、腸管の機能異常が大腸だけではなく、小腸も関係していることがわかってきたため、近年では過敏性腸症候群と呼ばれています。日本人に多くみられる病気で、約10%の方に過敏性腸症候群の症状がみられます。

過敏性腸症候群の原因は、どのようなものがありますか?
過敏性腸症候群は、不規則な生活やストレス、精神的な緊張、不安などから引き起こされます。なかでもストレスは過敏性腸症候群の大きな原因とされます。これは、ストレスなどが腸管の運動をコントロールする自律神経に影響を及ぼすためです。腸管の運動は、脳と腸管を結ぶ自律神経と腸管自体の神経線維によってコントロールされています。しかし、ストレスなどで自律神経に障害が生じると、自律神経を介してストレスなどが腸に伝達され、腸の運動が乱れて腹部症状などを引き起こすのです。
過敏性腸症候群の症状は、どのようなものがありますか?
症状はごく軽いものから重いものまであり、腹痛と便通の異常が主体です。腹痛は、排便によって改善します。便通の異常は、下痢型、便秘型、下痢便秘交替型に分けられます。下痢型では、軟便~水様便が出て、回数は1日に数回~数十回と幅があります。便秘型では、1回あたりの排便量が少なく、時には兎糞状の便になります。残便感も強くなります。下痢便秘交替型は、下痢型と便秘型の症状を繰り返します。また、腹痛や便通の異常だけでなく、吐き気や胸やけ、げっぷなどの上部消化官症状が現れることもあります。
消化管の症状だけでなく、頭痛、めまい、肩こり、動悸、頻尿などの全身症状や抑うつ気分、不安感、焦燥感などの精神的な症状があります。このように様々な症状が生じるのは、腸管のみでなく、全身の平滑筋の機能異常があるためだと考えられています。
さらに、過敏性腸症候群の症状には、症状が現れやすい状況があります。それは、強いストレスや緊張を感じる時で、仕事中や会議中、授業中などに症状が現れやすくなります。ですから、通勤・通学中でも帰社・下校時には症状が出にくい傾向にあります。
過敏性腸症候群の治療方法は、どのようなものがありますか?
過敏性腸症候群の治療は、生活習慣の改善、食事療法、薬物療法、心理療法などがあり、自分の症状に合った治療法を行うことが重要です。
過敏性腸症候群は、どのくらいで症状が改善しますか?再発することはありますか?
過敏性腸症候群は、治療により症状が一時的に改善されても再発することがあるため、定期的な薬の内服が必要になることもあります。その場合は、内科の医師の指示にしたがってください。
過敏性腸症候群の再発を防ぐために気をつける点は?
まずは生活習慣を改善し、生活の質を高めることです。規則正しい生活やバランスの良い食事を心がけましょう。十分な睡眠と休養をとり、できるだけリラックスできる時間を持ち、ストレスをためないようにするのが大切です。趣味を活用して気分転換を図ったり、適度な運動でリフレッシュするのも良いでしょう。

糖尿病 Q&A

糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度が増え、血糖値が上がり、体に様々な障害を起こす病気です。血糖値が上がるのは、膵臓から分泌される血糖を調節するインスリンと呼ばれるホルモンが不足したり、働きが悪くなったりするためです。糖尿病というと、尿に糖が出る病気とイメージしてしまいがちですが、血液中の糖分の割合が高くなり、血糖が上がる病気です。

糖尿病の原因はどのようなものがありますか?
糖尿病は、遺伝的な体質と生活習慣などが原因となって発症します。両親、兄弟、祖父母等、血のつながりのある方に糖尿病を患っている方がいると、遺伝的に糖尿病になりやすいといえます。ただし、昔は食料事情が悪く、糖尿病の素質があっても発病していない人も多いため、近親者に糖尿病の方がいないからといって安心はできません。
糖尿病の症状は、どのようなものがありますか?
糖尿病の初期は、多くは無症状で始まります。しかし、症状のないうちに糖尿病を発見することが重要です。糖尿病の自覚症状としては、のどがよく渇くようになった、体がだるく疲れやすくなった、尿の量と回数が多くなった、食事の量が変わらないのに急激に体重が減った、お腹がすきやすくなったなどがあげられます。しかし、痛みなどはないため、ほとんどの人は健康診断などで血糖値の異常を指摘されて初めて気づきます。
血糖値126mg/dl以上の状態が続くと、糖尿病の症状が現れ、逆に70mg/dlを下回ると、冷汗、動悸、手足のふるえなど低血糖の症状が現れることがあります。
血糖値がどのくらいになると糖尿病と診断されるますか?
血糖値は、数値によってそれぞれ正常型、境界型、糖尿病型に分けられます。
血糖値の測定は早朝の空腹時(食後8時間以上絶食)やブドウ糖負荷後などに行いますが、早朝の空腹時血糖値が126mg/dl以上であった場合、75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が200mg/dl以上であった場合、随時血糖値(食後の任意の時間、食前でも良い)が200mg/dl以上であった場合は糖尿病型と判定し、別な日に再度検査が必要になります。そして、再検査でも糖尿病型と判定されれば、糖尿病であると診断されます。
ただし、糖尿病の典型的な症状(口渇、多尿、体重減少等)があったり、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が6.5%以上ある、過去に糖尿病型であったことがある、確実に糖尿病性網膜症があるという場合は、再度の検査を待たず、1回目の検査で糖尿病と診断されます。
ちなみに、早朝の空腹時血糖値が110mg/dl未満の場合、または経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が140mg/dl未満の場合を正常型といい、糖尿病である心配はありませんが、糖尿病型にも正常型にも当てはまらない場合は境界型といい、将来的に糖尿病になりやすく、動脈硬化も促進されやすいため、注意が必要です。
糖尿病の治療方法を教えてください。
糖尿病の治療は、大きく分けて食事療法、運動療法、薬物療法の3つに分けられます。なかでも最も重要なのは食事療法で、糖尿病治療の基礎となります。初期で軽度の糖尿病であれば、食事療法をしっかりするだけでかなり改善しますので、早期に糖尿病を発見することが大切です。
糖尿病による合併症とは、どのようなものがありますか?
糖尿病になると怖いのが、様々な合併症が起こることです。糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症は糖尿病の3大合併症といわれています。
糖尿病性網膜症は、眼の網膜が出血し、時には失明にいたることもあります。日本人の失明原因で最も多いのが、この糖尿病性網膜症によるものです。
糖尿病性腎症は、腎臓が機能しなくなり、尿の蛋白が増えて腎不全を起こす危険性があります。
糖尿病性神経障害は、足を切断する必要が出てくる足壊疽(えそ)、排尿障害やインポテンツ、下痢、便秘などを引き起こす自律神経障害、足がしびれる末梢神経障害などがあります。ひどくなると透析が必要になることもあります。
また、これらの3大合併症以外にも、歯周病や脈拍の異常、白内障、膀胱炎、肺炎、気管支炎、こむらがえり、筋萎縮などの合併症を引き起こすことがあります。

痛風 Q&A

痛風とは、足の親指のつけ根などの関節に炎症を起こし、強い痛みを伴う病気で、30~40代の男性で発症することが多くなっています。女性は痛風患者全体の1~2%で、圧倒的に男性に多い病気です。突然、強い痛みの発作が起こるのが特徴で、これは痛風発作と呼ばれます。痛みの発作が続くと、足首や膝の関節にも炎症が起こり、関節を破壊していきます。

痛風の症状は、どのようなものがありますか??
痛風は、足の親指の関節や足首の関節に起こりやすく、突然、強い激しい痛みが生じ、関節が赤く腫れます。この突然起こる強い痛みは、痛風発作と呼ばれます。前触れとして、関節がチクチクする、熱っぽい、圧迫感があるなどの症状に気づくこともありますが、多くの人は関節の突然の強い痛みで初めて自覚します。痛風発作が起こると、本当に激しい痛みに大人でも2~3日は歩けなくなってしまうほどです。
痛風の原因は、どのようなものがありますか?
痛風の原因は、血液中の尿酸値が上がることです。尿酸値が上がる原因は、食べ物に含まれるプリン体と呼ばれる物質のとりすぎによるものです。血液中の尿酸値が上がると、関節に尿酸の結晶がたまり、それに白血球が反応して炎症を起こし、痛風発作におそわれます。
痛風と高尿酸血症の関係はありますか?
痛風の原因は、血液中の尿酸値が異常に高い状態にあることですが、この状態は高尿酸血症という病気です。高尿酸血症の患者さんが全員痛風を患っているわけではありませんが、痛風を発症する可能性が非常に高い状態にあるとはいえますので注意が必要です。
一方、痛風の患者さんは高尿酸血症も同時に患っていることになりますから、痛風の治療は関節の炎症を抑える治療と、高尿酸血症の症状を改善する両面から行われることになります。
痛風の治療方法を教えてください。
痛風の治療は、関節の炎症を抑える治療と、痛風の背景にある高尿酸血症の治療の両面から進めていきます。
まず、痛風関節炎の治療を行い、非ステロイド抗炎症薬を用いて炎症をなくします。炎症が消失すれば、次に高尿酸血症の治療にうつります。
高尿酸血症の治療は生活療法が中心になります。生活療法では、プリン体の摂取を控えるための食事制限に加え、肥満や高血圧、糖尿病を併発しないために、ウォーキング等、尿酸値を上げない程度の軽い運動を行うように指導します。
痛風は、どのくらいで痛みがおさまりますか?
痛風発作は、通常、24時間以内にはピークを迎え、3~4日後には徐々に改善し、1週間前後で痛みは自然におさまっていきます。しばらくすると何の症状もなくなるのですが、油断は禁物です。そのまま放置すると、半年~1年くらい経つとまた発作が起こります。そしてそのように発作を繰り返すうちに、だんだん発作の間隔も短くなっていきますが、その頃には関節の症状だけでなく、腎臓や内臓までも侵されてしまっています。
痛風になるのは足の関節だけですか?
痛風が起こりやすいのは、足の親指や足首、膝の関節などですが、それ以外の部位に炎症が生じることもあります。
痛風の原因であるプリン体って何ですか?
プリン体は特に、いわし、えび、かつおぶし、白子、レバーなどに多く含まれています。しかし、プリン体は様々な食事に含まれていますので、プリン体の摂取を抑えるためには食事全体の量を減らすことが必要です。

貧血 Q&A

貧血は、90%以上が体内で鉄が不足するために起こる鉄欠乏性貧血です。体内で鉄が不足すると、赤血球の中に含まれるヘモグロビンの合成が十分に行われなくなります。ヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ役割を果たしています。そのため、体内に十分な酸素が行き渡らなくなり、貧血になります。貧血は女性に多い悩みで、女性全体の12.7%が鉄欠乏性貧血であるといわれています。

貧血の原因は、どのようなものがありますか??
鉄欠乏性貧血の場合、原因はいくつか考えられますが、食事から鉄の摂取が不足した場合、胃や十二指腸の切除により消化管からの鉄吸収障害が起きた場合、妊娠により鉄の需要量が増えた場合、消化管出血や月経過多により鉄の喪失量が増えた場合などが考えられます。
貧血の症状は、どのようなものがありますか?
貧血により、動悸、息切れ、立ちくらみ、浮腫、頭重感、顔面蒼白、倦怠感、疲れやすさなどの症状が現れます。その他、爪がスプーン状になったり、口内炎、舌炎などができたりします。
貧血は徐々に進行することが多いため、体が順応してしまい、ヘモグロビンが7g/dlくらいまで減少していても貧血の症状が現れず、気づかないことも多いので注意が必要です。
貧血の治療法を教えてください。
貧血の治療は、薬物治療が中心で、鉄剤の飲み薬(フェロミア、インクレミン)を1日100~200mg前後内服します。鉄剤を服用すると便の色が黒くなりますが、心配はいりません。吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸障害が副作用としてよくありますが、続けていくうちに症状が軽減されます。
なお、鉄剤の服用は、吸収の点では空腹時の投与が最も優れているのですが(食後や食事中の服用は空腹時の服用に比べ、約60%の吸収率)、胃腸障害の副作用があるため、食直後または食事中の服用をおすすめします。
1日に必要な鉄の摂取量は、どれくらい必要ですか?
1日に必要な鉄の摂取量は、男性では1日約10mg、女性では月経による出血で失われる鉄の量が多いため、男性の倍の20mgの摂取が必要です。人間の体は鉄が吸収されにくい仕組みになっており、その吸収率はたったの10%ほどなので、意識してしっかり鉄をとることが大切です。
貧血予防に効果的な食べ物は、どのようなものがありますか?
鉄を多く含む食材は、レバーやひじき、ほうれん草などがよく知られています。ほかにも、小松菜や大豆、高野豆腐、魚介類ではハマグリ、シジミ、カツオ、ワカサギ、ニジマス、カキ、アサリなどに鉄が比較的多く含まれています。
貧血が重大な病気のサインであることはありますか?
貧血は、大部分が体内の鉄の不足によって起こるものですが、なかには重大な病気で専門的な治療を必要とするものもあります。全ての血球が減少してしまう再生不良性貧血、造血管細胞の異常で細胞の増殖・成熟がうまく進まなくなる骨髄異形成症候群(MDS)、血液のがんといわれる白血病などは治療が難しい病気です。

咳喘息 Q&A

咳喘息とは、慢性的に咳が続く気管支の病気で、風邪と併発して起こることが多くなっています。一般的な喘息と同様、気道が狭くなり、咳の発作が起こります。風邪をひいた後、他の症状はおさまったのに、咳だけがちっともおさまらず、2~3週間以上続く場合は咳喘息の可能性があります。近年患者数が増加している病気で、比較的女性に多く、再発を繰り返すこともあります。

咳喘息の症状はどのようなものがありますか?
喘息と同様、気管支に炎症が起こり、気道が狭くなり、刺激に対して敏感になって咳が出ます。乾いた咳だけが2週間以上続いたり、夜中から明け方にかけてよく咳が出たり、冷たい空気やたばこの煙を吸うと咳込むなどの症状があります。のどがイガイガしたり、長時間話をした時などに声が枯れたりすることもあります。ひどい場合は1年以上も咳が続くこともあります。咳の発作が激しいと、胸が痛くなったり、嘔吐したり、失神することもあります。ただ、一般的な喘息で起こるゼーゼー、痰、呼吸困難などの症状はほとんど出ません。
咳喘息の原因は、どのようなものがありますか?
喘息と同様に、気管支が炎症を起こし、空気の通り道である気道が狭くなり、いろいろな刺激に対して敏感になることが原因です。刺激となるのは、風邪やインフルエンザ、たばこの煙、室内外の温度差、ほこりやダニなどのハウスダスト、ストレスなどです。特にアレルギー反応によって気管支に炎症が起こるため、アレルギーを持っている人に多いとされています。
喘息と咳喘息は、どう違いますか?
喘息も咳喘息も、気管支の炎症によって起こる点は同じです。ただし、喘息の場合、気管支の炎症は慢性的に続いていますが、咳喘息は、風邪をひいた後に併発して起こることが多いです。症状では、一般的な喘息は呼吸症状が主で、ゼーゼーという喘鳴とともに呼吸が苦しくなり、咳や痰が出ます。それに対し、咳喘息は喘鳴など呼吸症状はなく、乾いた咳だけが出ます。喘息がなかなか完治するのは難しいのに対し、咳喘息は自然に治ることも多いです。ただ、咳喘息は喘息の前段階だといわれており、咳喘息を放置していると、喘息へと移行してしまうことがあるので、放置せずきちんと治療することが大切です。
喘息の治療方法を教えてください。
咳止めの薬を処方するほか、気管支の炎症を抑えるために吸入ステロイド薬を使用します。空気の通り道を広げるために気管支拡張薬を使用したり、抗アレルギー薬を内服することもあります。
よく、咳が続くのは風邪が長引いているせいだろうと風邪薬や抗生物質を内服する人がいますが、咳喘息ではあまり効果がないので注意してください。逆にいえば、風邪薬を飲んでもなかなか改善されない咳の症状があれば、咳喘息を疑った方が良いです。
咳喘息は症状がおさまったからといって、すぐに治療をやめてしまうと再発することがあり、数ヶ月間は治療が必要です。自然に治る場合もありますが、喘息に移行してしまうことも多いので、医師の指示に従い、きちんと治療を続けましょう。
日常生活の上で気をつける点はありますか?
まず、風邪やインフルエンザにかからないようにすることです。うがい・手洗いをきちんとしましょう。喫煙している方は症状が長引きますので、たばこは控えましょう。アレルギーも咳喘息を起こす誘引となりますので、室内をこまめに掃除したり、布団や枕などをこまめに干したりして、ほこり、ダニなどのアレルゲンを取り除くようにしましょう。季節の変わり目など、気温の寒暖差が大きくなる時期は咳喘息の発作が起きやすくなるので注意してください。

片頭痛 Q&A

片頭痛は、頭の片側または両側が、脈を打つように「ズキンズキン」と激しく痛む病気です。
人によって月に1~2度や週に1~2度など頻度はまちまちですが、発作的に痛み出すのが特徴で、痛み出すと仕事や家事が手につかなくなり、寝込んでしまうほど日常生活に支障を来します。
また、吐き気やおう吐を伴うことも多く、普段は気にならない光や音に対して過敏になることもあります。
片頭痛は数時間で治まることもあれば、3日くらい続くこともあります。
いずれにしても、痛みが治まれば健康な方と全く同じように生活できますし、片頭痛自体が命に関わることもありません。

片頭痛に前兆や予兆があると聞きましたが?
片頭痛は前兆がある場合もありますが、全くない場合もあります。
最も多い前兆は、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる症状で、具体的には、目の前で光がチカチカする、視野の一部に稲妻のようなギザギザが現れる、視野が欠ける――などです。
その症状がしばらく続いた後に突然激しい痛みに襲われます。
また、手足がしびれたり、話しにくくなるといった方もいらっしゃいますが、同じ患者さんに必ず同じ前兆が現われるとは限りません。
また、前兆のない片頭痛でも、何度も経験した方には「何となく頭痛が起きそうだ」という予感を感じることがあるそうです。
片頭痛は治療できるのですか?
トリプタン系の薬剤が開発されたことで、片頭痛の治療は大きく変わりました。
従来はアスピリンなどの鎮痛薬を飲んで、痛みの感じ方を和らげながら片頭痛が起こっている間をしのいでいました。
ところが、トリプタン系薬剤は、片頭痛が起こっている時に処方することで、痛みを増強する原因となっている拡張した頭の血管を正常な太さに収縮させるとともに、痛みの伝達物質の放出を抑え、痛みを鎮める働きも備えている薬です。
今までの鎮静薬は、片頭痛の症状の出はじめにはある程度の効果が期待できましたが、本格化すると歯が立ちませんでした。
ところが、トリプタン系薬剤の場合は、いつ飲んでも効き目を実感できます。
ただし、吐き気やおう吐症状が出てからでは服用できないので、早めに飲むことをお勧めします。
トリプタン系薬剤は医師の処方が必要で、市販はされていません。
片頭痛をお持ちの方は、ぜひ、ご相談ください。
片頭痛の特効薬トリプタン系の薬剤は、片頭痛の前兆が現われたら飲んでもいいのですか?
トリプタン系薬剤は、閃輝暗点のような片頭痛の前兆の時に飲んでも効き目がありません。
症状が現れてから飲むのが原則です。
なお、同じく頭の血管を収縮するエルゴタン系の薬剤は、前兆の時に飲むと有効とされるお薬です。

PAGE TOP